身体介護が中心となる介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームの仕事
現在多くの介護施設がある中で有料老人ホームは比較的数も多く、介護職の仕事を選ぶ際には目につきやすく候補先となることが多いと思います。有料老人ホームは介護サービスを受けられる入居施設となっており、利用者が宿泊しながら必要な時に介護を受けることができます。そのため夜間も人員を配置して緊急や有事の際に備える必要があるため、夜勤のシフトがあります。介護付き有料老人ホームの1日の流れから仕事内容をイメージして介護職の選び方の参考にしていただければと思います。
起床
利用者が寝泊まりしている施設ですので、利用者に対する直接的な介護は起床してからが始まりとなります。もちろん夜間に何かあった際にも利用者に対する直接的な仕事はありますが、多くは起床してからが始まりです。起床してからは着替えの介助と車椅子への移乗、そして排泄介助を行うことがメインになります。これらの介助を行うスタッフもいますが、食事の準備も同時に平行して行っていくこととなります。
朝食と入浴
食事の準備が整ったら利用者に朝食を食べさせたり見守って食事の介助を行っていきます。食事の前後で投薬がある利用者には投薬も忘れずに介助をします。そして食事が終われば歯磨きなど口腔ケアを行ったり排泄介助を行います。昼前には日によって利用者が入浴をすることもあるため、入浴の準備を進めていき利用者を順次入浴介助をして身体を清潔にしていきます。
昼食からレクレーション
昼になれば昼食を介助することになりますが、昼食も朝食と同様に食事の介助をしていき、終われば歯磨きなどの口腔ケアをします。排泄介助も同様に行っていくことになります。そして昼食が終わった昼過ぎには認知症予防やリハビリなどの目的もあるレクレーションを行います。レクレーションの企画や進行も働くスタッフの仕事の1つです。
おやつの時間と夕食
レクレーションが終われば夕食の時間までは利用者がおやつを食べたりする時間となりますので、その準備も行います。また、これらの時間にはトイレ誘導などの排泄介助、移動をする人には車椅子の移乗など多くの仕事があります。夕食の時間になれば準備を進めておいた夕食を利用者に食べさせて、口腔ケアなどをしていきます。
就寝準備から夜間
夕食が終われば就寝準備をしていきます。おむつ交換をしたり就寝前に服薬すべき薬などを確認して服薬介助をしていきます。準備が整って利用者の就寝時間になれば、夜間は2時間おきに巡視に回ったりトイレに起きたりする利用者の排泄介助、ナースコールの対応などをします。